東京打刃物 大河原
◆東京打刃物とは
政治文化の中心であった江戸には、あらゆる物品の製造技術が発達していました。殊に武家用の刀剣類には精巧な物が多く作られていましたが、大平の世となったため、まず刀剣の需要が激減し、さらには一時盛んだった鉄砲の製造も禁じられたので、それらの鍛治職人は、その技術を日常生活に必要な刃物の制作に専念することになった。
江戸時代の刃鍛冶が鋏を造った始まりは、木鋏つまり植木用の鋏であり、裁ち鋏の原型ともいえます。
明治時代になって服飾生活の急激な欧風化に伴いラシャ布が輸入されたのと同時に、ラシャ布裁断用の鋏が持ち込まれ、その鋏を見た江戸の刀鍛冶職人が刀鍛冶の技法を活かし、一本の鉄材から裁ち鋏を造った。それが東京制裁ち鋏の由来です。
代表的な作品
総火造りのはさみ
総火造りの包丁
総火造りの各種包丁
オーダーメイド 不可 (右記は代表例)
修理 可
包丁研ぎ 1000円程度~ 納期1週間。
その他の刃物の研ぎ・修理は、大きさ・長さしだいで対応。
その納期は2週間以上。
氏名
大河原 享幸(たかゆき)
経歴
昭和22年松戸市で独立。
昭和29年現在地で会社組織化
伝統的な鋏を作り続けている日本でも数少ない火作り鋏職人。
大河原 康宏
経歴
平成 9年 刃物鍛冶として仕事を開始
平成30年 父享幸の跡を継ぎ横座鍛冶となる
令和元年 葛飾区伝統工芸士に認定
連絡先
工房 和弘利器(株)
電話 03-3607-0833 FAX 03-3607-0935
住所 〒125-0042 葛飾区金町1-8-10
認定・役職
東京都伝統工芸士(享幸)
葛飾区伝統工芸士(享幸・康宏)
教室の実施 無
工房の見学 不否
facebook Kazuhiro-Cutlery
動画紹介
東京都産業労働局 東京の伝統工芸動画 東京打刃物
テレビ大阪「テレビ大阪ニュース」 刀の流れ汲む技!息ピッタリ槌の音響く…切れ味鋭い裁ちばさみ【日本の職人】