江戸打刃物 八重樫
◆江戸打刃物とは
「日本書記」によれば、敏達天皇(583年)の時代に新羅から鍛冶工が招かれ、鋼(はがね)の鍛造法が伝えられたのが日本の鍛冶の始まりといわれています。武士階級が台頭するにつれて刀剣職人の技術が磨かれ、やがて柔らかい鉄に鋼をつける着鋼法が盛んになり、切れ味の鋭い日本独自の打刃物が発達しました。
明治4年に廃刀令が交付され、ほとんどの鍛冶たちは業務用、家庭用打刃物づくりに転業せざるを得なくなり、文明開化とともに伝来した洋風刃物の製作に取り組み、今日まで続く打刃物の基礎が築き上げられました。
代表的な作品
料理包丁
彫刻刀
オーダーメイド 可
詳細はご相談の上。
普段、毎日、注文製品を作っているので、オーダーメイドの比率は高く、面倒な仕事が多いけれど、おもしろさ、仕上がったときの充実感があります。
修理 可
包丁研ぎ 1000円程度~ 納期1週間。
その他の刃物の研ぎ・修理は、大きさ・長さしだいで対応。
その納期は2週間以上。
商品へのメッセージ
手作りで一丁一丁作っているので、切れ味の良い刃物を作るよう心がけている。
お勧めの商品
木工用の刃物。料理包丁。手打ち蕎麦(ソバ)用包丁。
氏名・経歴
八重樫宗秋(四代)
・四代宗秋
昭和27年生まれ
幼少の頃より家業を手伝い、工業高専卒業後20歳より現在の仕事に従事。
以来、伝統的な打刃物製造法と秘伝の鉄のりを守り続ける。
八重樫忠夫(ただお)
・忠夫 昭和9年生まれ 葛飾区立石生まれ 三代の弟
昭和24年より3代と共に刃物作りに携わる。
連絡先
工房 八重樫打刃物製作所
電話 03-3697-5487 FAX 03-3692-5454
住所 〒124-0012 葛飾区立石3-4-7
ホームページ http://muneaki.net/
Instagram https://www.instagram.com/yaegashi_muneaki/
認定・役職
葛飾区伝統工芸士(宗秋、忠夫)
東京都中小企業振興公社「東京手仕事」認定
得意な技術
地鉄と鋼を鉄ノリで張り合わせる鍛造の技術で、硬くかつ粘り強い刃物を作る。
思い出の商品
1、大阪四天王寺丈六仏製作のためのノミを製作。
完成後はそのノミを「忘れノミ」として仏像の体内に納めてある。(300年後、この仏像を作るための道具を未来の仏師に伝えるために。)
2、成田山新勝寺大塔不動明王製作用ノミ
3、日光東照宮並びに輪王寺修復で使われる「うるし塗り用のノミ類」を製作する。
夢・願い
職人が満足できる刃物を作る
教室の実施 無
工房の見学 不否
動画紹介
Tokyo Metropolitan Government 東京都公式英語発信
東京手仕事
葛飾区産業フェア2020
Everything Has A Story
The Process TOKYO町工場HUB
明日への扉 by アットホーム 164 江戸打刃物職人 小沼 亮介